蟻の過労が原因?コロニーが壊滅して蟻がいなくなった

むかし僕が、まだ小学生だった頃、庭にいる蟻に夢中になったことがある。夢中になったきっかけは、父親と庭で蟻にパンくずをやったことが始まりだ。

なぜそんなことを親父がしたかわからないけど、その時に蟻の面白さを僕は知った。

蟻が違うコロニーの蟻と餌を巡って蟻同士が戦いだしたのだ。その戦いがすさまじく、まさに命がけの戦いだった。その戦いも僕が見たのは一度きりだった。

小学生のころは、一人で暇なときは、蟻を観察していた時もあった。どうやって観察したかというと、庭にいる蟻にパンや砂糖などを、蟻の目の前に落とす。蟻はそれをはさんで巣に持ち帰る。

その蟻を追っていくと巣を発見できるのだ。巣を見つけたら、今度は巣のすぐ近くに餌となるものを落とす。蟻は出てきてまた巣に持ち帰る。

今思うとよく飽きずに蟻の行動を観察し続けれたなと自分に感心してしまう。一人で遊ぶのには慣れていた。友達はいたけど、蟻を一緒に観察してくれる友達はいなかった。

少し大きめの餌をやると一匹では大変だ。でもなんとか運べる場合は、蟻も一匹で頑張る。すっごい踏ん張りながら運ぼうとする。

巣に持ち帰る途中で、仲間がその餌を見つけると、2匹で持ち帰る。二匹になると足取りが軽くなった。

さすが蟻さん力持ち、と当時僕は思ったかもしれないが、覚えていない。その一所懸命な姿が好きで僕は観察していた。

次はでっかい餌を落とす。パンではなく硬いもの。煎餅とかだ。パンだと重くても、蟻が引っ張るとちぎれてしまう。

だから硬いヤツを餌に選んだ。もちろん一匹では運べない。一応頑張ってみるけど、ピクリとも動かない。

蟻は餌から離れて、一目散に巣に向かった。巣の入り口に入ったかと思うとすぐに出てきた。後ろには大軍を率いている。

僕は感動した。

蟻は巣の奥に入って仲間を呼ぶのではない。巣の入り口に入って、一声かければ、ぞろぞろと列を作って餌に向かって行進するのだ。

蟻の大群は餌をまるで神輿のように担いで巣に運んで行った。餌を担いで行く蟻たちの周りを、うろうろしながら餌とともに巣に入っていく蟻もいた。

この蟻は、なにもしていない。仕事をした振りがうまい蟻だ。もしかして蟻の応援団かもしれないけど・・・。もちろんこんな事は、当時の僕は考えても思ってもいない。ただただ、餌を運ぶ姿が面白くて観察していたのだ。

次も同じ大きさの同じ餌をやった。少し巣から遠い所に餌を落として蟻が餌に気付くのをじっと待って観察した。餌を見つけた蟻は、一匹では運べないから仲間をよんできた。

ぞろぞろ出てきた蟻は、せっせと運びだした。ふとこの餌をつついたら蟻はどうするだろうかと僕は思ったのだろう。

昔のことだから覚えていない。

でも僕はつついた。棒でつついた。これははっきり覚えている。蟻はパニックを起こして餌から散らばった。

そしてまた餌に食らいつく。巣からは新たな大軍を率いてやってきた。蟻は餌が生きていて暴れたと思ったのかもしれない。

頭の大きな蟻まで出てきたのだ。噛まれたらすごく痛そうな頭を持っている蟻だ。僕はこの頭の大きな蟻が好きだった。

蟻の一つのコロニーの中でも働きアリより数が少ないだろう。でも餌が生きていたり暴れた時には、その蟻が呼ばれて、戦いに来るのだ。

そんなことをして蟻を観察していた。

ある日いつものように、蟻の巣の前に行くと蟻の姿がない。いつもうろうろしている蟻がいないのだ。

こういうことは一度だけではない。僕が餌をやりだすと、蟻の巣から蟻が消えるのだった。

それからだんだん中学生になると蟻には興味がなくなり、まったく蟻を観察することをなくなった。

大人になって知ったことだが、これは検証されたわけではないらしいが、蟻も働きすぎると寿命が縮まり、コロニーが壊滅してしまうらしい。

そういうことだったのだ。僕が餌をやったら蟻がいなくなるのは。

僕が餌をやることで、蟻が過剰に働くことになるから、それでいくつものコロニーが壊滅した可能性がある。

何でも限度がある。

 

蟻さん、ホントごめんなさい。

 

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こうの次郎

はじめまして、管理人の[こうの次郎]です。 1983年生まれの福岡県在住です。 高校のとき、難病と認定をされたのですが、 僕自身がそれを認めませんでした。 薬を飲まずにいたら、病院の先生に怒られてへこみまくったのですが、 さらにガン無視しました。 なので今僕は普通に、健康的に生きています。 最近はゆっくり体を鍛えていこうと思っています。 何もない僕が日々の出来事や感じたことを、書いていきたいと思います。 ブログを通して、自分がどんな感じになるかを 僕自身が楽しみに運営していきます。